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花の知識と分類方法

1.花の基本構造 2.花のタイプ 3.花の配列 4.花びらのタイプ 5.花びらの形 6.葉のタイプ 7.葉のつき方

1.花の基本構造



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2.花のタイプーー(1)放射相称花 (2)左右相称花 (3)非相称花 (4)その他
(1)放射相称花→花被が放射相称に配列している花。対称軸が複数ある花。梅・キキョウなど多くのものにみられる。

(2)左右相称花→対称軸が1つしかなく、左右に相称な花であり、ふつう横向きに咲く

(3)非相称花→対称軸がない花

(4)その他→上記内容に該当しない花
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3.花の配列ーー(1)単頂花序 (2)無限花序 (3)有限花序 (4)その他
(1)単頂花序→一本の茎や枝の先端に、一つの花を付ける花序(かじょ)のこと。


(2)無限花序→花茎の主軸の先端が成長しながら、側面に花芽を作って行くような形のものである。多数の花が並んでいる場合、基本的には先端から遠いものから順に花が咲く。
(総状花序)
主軸が長く伸び、柄のついた花が間隔を開けて着いているもの。
   穂状(すいじょう)花序
主軸が長く伸び、それに柄のない花が並んでいるもの。
   
   散房(さんぼう)花序
主軸が短く、それより長い柄をもった花が間を詰めて生じるもの。サクラなど。
   
  傘形花序
主軸が極めて短く、ほとんど無くなっているもの。花は同じところから出ているように見える。

(3)有限花序→傘形花序や円錐花序に似た姿になるものもある。傘形花序の名はそのまま使われ、円錐花序に似たものは、円錐形花序と呼ばれることもある。
集散(しゅうさん)花序
主軸の先端に花がつき、少し下から横枝が出てその先に花がつくのが基本パターンである
   複集散花序
主軸ではさらにその下から横枝が出、横枝でも先端の下からさらに横枝が、ということを繰り返してできる花序
 
   さそり型花序
主軸の先端の花の下側から一つだけ横枝が出て、横枝先端の花のすぐ下から、同一方向に横枝が出ることを繰り返す。ワスレナグサ、キュウリグサなど。

(4)その他→上記内容に該当しない花
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4.花びらのタイプーー(1)合弁花冠 (2)離弁花冠 (3)その他
(1)合弁花冠→それぞれの花弁と花弁が合着して花冠をなしているもの。

(2)離弁花冠→花弁が離れて独立している花冠。

(3)その他→上記内容に該当しない花
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5.花びらの形ーー(1)離弁花冠 (2)合弁花冠 


(1)離弁花冠
ナデシコ形花冠
5個の花弁からなり、各花弁は細長い萼筒に収まる長い爪部とその先で開出する舷部からなる。
 バラ形花冠
5個のほぼ円形の花弁からなり、各花弁には爪部がほとんどなく、水平に開出する。バラ科の花冠全般を指す。

   
十字形花冠
4個の花弁が十字形に対生する。アブラナ科に特有。

 蝶形花冠
上側の旗弁 、側方の翼弁 2個、下側の竜骨弁 2個からなる。マメ科マメ亜科に特有な花冠。
 かぶと状形花冠
後萼片がかぶと形になっている。キンポウゲ科トリカブト属
有距形花冠
花弁または花被の一部が距をもつ花冠。オダマキ属 (キンポウゲ科) エンゴサク属 (ケシ科) ツリフネソウ属 (ツリフネソウ科)
     
 スミレ形花冠
上側の上弁 2個、側方の側弁2個、下側の唇弁 1個からなる。スミレ科に特有な花冠
     
 ユリ形花冠
放射相称で6個の同質の花被片が鐘形〜漏斗形にあつまったもの。合弁か離弁かは問わないが多くは離弁。
     
 ラン形花冠
左右相称で3個の萼片と3個の花弁、中央下部の花弁が大形特殊化して唇弁 となる。ラン科に特有の花冠。
     

(2)合弁花冠
車形花冠
花冠筒が短く、大きめの裂片が開出する。ムラサキ科やナス科、アカネ科、スイカズラ科などに見られる。
 壺形花冠
花冠の先端が壺状にくびれ、そこから小さな裂片が開出する。カキノキ科やツツジ科の一部

  鐘形花冠
花冠は筒形または先端が少し膨れ、花冠長は直径の2倍以下。キキョウ科やツツジ科
     
 漏斗形花冠
花冠筒が先端に向かって次第に広がり、円形の開出部につながる。ヒルガオ科に見られる。
 
 高坏形花冠
花冠筒が細長く、先端に大きな裂片が開出している。サクラソウ科など
   
 舌状形花冠
花冠筒が短く、大きな非対称の弁状部が広がるもの。アザミなどを除くキク科の多くに見られ、頭状花序の周辺花となっているものが多い。
  唇形花冠
横向きで花冠裂片が上下に2深裂して唇状、上唇 と下唇 になっている花冠。シソ科やゴマノハグサ科にみられる。
 


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