地中から湧出してくる温泉には、様々な物質が溶存している。それら物質のうち、温泉法によって定められた特定の18種類の物質の、温泉1kgあたりの溶存量および総溶存量によって泉質の分類が定められている。
単純温泉 - 溶存物質量(ガス性物質を除く)1g/kg未満かつ湯温が摂氏25度以上のもの。
1.単純温泉
塩類泉 - 溶存物質量(ガス性物質を除く)1g/kg以上含有するもの。温度不問。
2.二酸化炭素泉
3.炭酸水素塩泉
4.塩化物泉
5.硫酸塩泉
特殊成分を含む療養泉 - 指定された特殊成分を一定の値以上に含むもの。温度不問。
6.含鉄泉
7.含アルミニウム泉
8.含銅-鉄泉
9.硫黄泉
10.酸性泉
11.放射能泉
鉱泉の分類
1.冷鉱泉 - 泉温25℃未満
2.低温泉 - 泉温25℃以上34℃未満
3.温泉 - 泉温34℃以上42℃未満
4.高温泉 - 泉温42℃以上
液性による分類
1.酸性 - pH 3未満
2.弱酸性 - pH 3以上6未満
3.中性 - pH 6以上7.5未満
4.弱アルカリ性 - pH 7.5以上8.5未満
5.アルカリ性 - pH 8.5以上
浸透圧による分類
1.低張性 - 溶存物質総量 8g/kg未満、凝固点 -0.55℃以上
2.等張性 - 溶存物質総量 8以上10g/kg未満、凝固点 -0.55未満-0.58℃以上
3.高張性 - 溶存物質総量 10g/kg以上、凝固点 -0.58℃未満
****